私が最初に買った高配当株はNTTです。
高配当株について調べ始めた当時、私はまだ「配当金を受け取る」という経験をしたことがありませんでした。
投資信託や米国株への投資経験はありましたが、高配当株についてはほぼ初心者。
そんな私が最初の1銘柄として選んだのがNTTでした。
理由は単純に「有名企業だから」ではありません。
私が高配当株を探すときのスクリーニング条件にも当てはまり、増配実績や配当性向などにも一定の根拠がありました。
そのうえで、少額から買いやすく、まず実際に配当金を受け取る経験をするのに始めやすい銘柄だったことが大きかったです。

最初からNTTをたくさん買おうと思ってたの?
いや。最初は「配当って実際にもらうとどんな感じなんだろう?」を自分で体験してみたかったんだ。
この記事では、私がなぜ最初の高配当株としてNTTを選び、その後も保有しているのかをまとめます。
なお、この記事はNTT株の購入を勧めるものではありません。あくまで私自身がどんな基準で保有しているのかを紹介する記事です。
- 結論|NTTは「高利回りだから」ではなく、長く配当を受け取りたいから保有している
- NTTは、私が最初に買った高配当株だった
- 「買いやすいから」だけで選んだわけではない
- 家族にも説明しやすい銘柄だった
- 理由① 16期連続増配を予定している
- 理由② 配当性向が極端に高い状態ではない
- 理由③ 配当を生み出す大きな事業基盤がある
- 理由④ キャッシュフローも確認する
- 理由⑤ 会社自身が「継続的な増配」を株主還元方針にしている
- NTTなら何も考えずに買っていい、とは思っていない
- NTTも「スクリーニングに通ったから買った」わけではない
- 現在も少しずつ保有株数を増やしている
- 高配当株だけで資産形成しているわけではない
- まとめ|最初は「配当を体験したい」から始まった
結論|NTTは「高利回りだから」ではなく、長く配当を受け取りたいから保有している
私がNTTを保有している理由を一言で言えば、長く持ちながら配当を受け取り続けたいという私の高配当株投資の考え方と相性がいいからです。
高配当株を探すとき、私は現在の配当利回りだけを見ていません。
- これまで配当をどう増やしてきたか
- 利益に対して無理な配当になっていないか
- 事業から利益や現金を生み出せているか
- 会社自身が株主還元をどう考えているか
- 自分が長く保有したいと思える会社か
こうした点を合わせて見ます。
私がそもそも高配当株で「連続増配」を重視している理由については、こちらの記事で詳しくまとめています!

NTTは、私が最初に買った高配当株だった
NTTを選んだ理由の一つが、最初の高配当株として買いやすかったことです。
私が買い始めた当時、1株あたりの株価が比較的低く、まとまった金額を一気に出さなくても投資を始めやすいと感じました。
高配当株を始めたばかりの私にとって、この「買いやすさ」はかなり重要でした。
いきなり大きな金額を投資するより、まず株を実際に持ってみる。
そして、権利日を迎えて、実際に配当金が口座へ入ってくる。
「これが配当金を受け取るということか」
まずはそれを自分のお金で経験してみたかったんです。
資産全体から見れば最初にもらう配当金は大きな金額ではありません。
それでも、株を持っていることで実際に現金が入ってくる経験は、投資信託の評価額が増えるのとはまた違う面白さがありました。
「買いやすいから」だけで選んだわけではない
もちろん、株価が低くて買いやすいという理由だけでNTTを選んだわけではありません。
NTTは、私が高配当株を探すときに使っているスクリーニングでも候補になった銘柄です。
つまり私の中では、
- 最初の高配当株として買いやすい
- 実際に配当を受け取る経験ができる
- スクリーニング上も一定の根拠がある
という条件が重なっていました。
私が実際にどんな条件で高配当株をスクリーニングし、その後何を確認しているのかはこちらの記事で公開しています!

家族にも説明しやすい銘柄だった
もう一つ、NTTを最初の高配当株として選びやすかった理由があります。
妻にも「なぜこの株を買うのか」を説明しやすかったことです。
我が家では、私一人だけで資産形成をしているわけではありません。
家族のお金を使って投資する以上、「高配当だから買う」だけでは妻にも説明しにくい。
NTTの場合は、株価の買いやすさ、配当、株主向けのdポイント進呈などを合わせて考えると、家庭にとってメリットをイメージしやすい部分がありました。
現在のNTTでは、100株以上を一定期間保有した株主を対象に、保有期間に応じてdポイントを進呈する制度があります。(ただし、これは毎年もらえる株主優待ではなく複数年保持が条件となります。)
こうした制度も含めて、株をあまり知らない家族にも「この会社を持つと何があるのか」を説明しやすかったことは、私にとって意外と大きなポイントでした。
理由① 16期連続増配を予定している
NTTを保有する理由として、現在最も分かりやすいのが増配実績です。
NTTは2026年度の年間配当を、1株あたり5.4円と予定しています。
予定どおりなら、16期連続の増配です。
私が高配当株を探すときは「今の配当利回り」以上に、これまで配当がどのように推移してきたのかを重視しています。
そのため、この増配実績は私がNTTを保有する理由の一つです。
ただし、16期続いたから17期目も増配するとは限りません。
過去の増配実績は将来を保証するものではなく、その会社を調べる材料の一つ。
ここはスクリーニングと同じ考え方です。
理由② 配当性向が極端に高い状態ではない
増配年数と合わせて確認しているのが配当性向です。
NTTの配当性向は、2025年度実績で42.0%、2026年度予想で44.6%となっています。
私の高配当株スクリーニングでは、配当性向20%以上50%以下を基本条件の一つにしています。
NTTは現時点ではその範囲に入っています。
もちろん「50%以下なら安全」という意味ではありません。
利益のうちどの程度を株主へ配当しているのかを見るための一つの指標として使っています。
理由③ 配当を生み出す大きな事業基盤がある
私が高配当株を長く持つうえで重視したいのは、配当そのものだけではありません。
その配当を生み出している事業が今後も続きそうか。
ここも確認します。
NTTグループは通信だけでなく、総合ICT、グローバル・ソリューション、地域通信、不動産・エネルギーなど複数の事業を展開しています。
2025年度の営業収益は約14.4兆円、営業利益は約1.7兆円でした。
2026年度についても、会社は営業収益約15.1兆円、営業利益約1.71兆円を予想しています。
企業規模が大きいから株価が下がらない、減配しないという意味ではありません。
それでも、長期間配当を受け取りたい私にとって、配当を支える事業基盤は確認しておきたいポイントです。
理由④ キャッシュフローも確認する
スクリーニングを通過した企業については、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローも確認します。
会計上の利益が出ているだけでなく、事業から実際に現金を生み出せているのかを見るためです。
NTTは通信設備などへの大きな投資が必要な会社でもあります。
そのため、単純に「キャッシュフローがプラスだからOK」と見るのではなく、営業活動でどれだけ現金を生み、そのうちどれだけを投資へ回しているのかを数年単位で見るようにしています。
私にとっては、連続増配という結果だけを見るより、その配当を支えるお金の流れを確認する方が重要です。
理由⑤ 会社自身が「継続的な増配」を株主還元方針にしている
企業が株主還元をどう考えているのかも確認します。
NTTは株主還元について、継続的な増配と機動的な自己株式取得を基本的な考え方として示しています。
これは私が高配当株で重視している「長く配当を受け取りたい」という考え方とも相性があります。
もちろん、会社が方針を掲げているから将来の増配が保証されるわけではありません。
過去にどう配当してきたかと、これから会社がどんな株主還元を考えているのか。
私は両方を見るようにしています。
NTTなら何も考えずに買っていい、とは思っていない
ここまでNTTを保有している理由を書きましたが、当然リスクもあります。
例えば、2026年度の会社予想では営業収益と営業利益は前年を上回る一方、当期利益は2025年度の約1兆370億円から約9,800億円へ減少する見込みです。
連続増配している会社だからといって、毎年利益まで増え続けるわけではありません。
また、通信事業では継続的な設備投資も必要です。
競争環境、規制、金利、設備投資などによって、今後の利益やキャッシュフローが変わる可能性もあります。
そのため私は、「NTTだから安心」とは考えていません。
保有したあとも、業績や配当方針に大きな変化がないかは確認していく必要があると思っています。
NTTも「スクリーニングに通ったから買った」わけではない
ここは、私の高配当株探しでかなり重要な部分です。
私はスクリーニング条件だけで買う株を決めていません。
スクリーニングは、数多くある会社の中から「次に詳しく調べる会社」を減らすために使っています。
NTTについても同じです。
- 連続増配の実績
- 配当性向
- 利益の推移
- キャッシュフロー
- 株主還元方針
- 事業内容
- 自分が長く保有したいと思えるか
こうした内容を見たうえで、現在も保有しています。
現在も少しずつ保有株数を増やしている
最初は「高配当株を実際に持って、配当を受け取ってみたい」というところから始まったNTT株への投資でした。
その後も保有を続け、現在は少しずつ株数を増やしています。
ただし、株価が下がったら何も考えず買い増すというわけではありません。
今後も増配できそうか、業績や株主還元方針に大きな変化がないかを確認しながら判断します。
私が高配当株に求めているのは、短期的な値上がり益ではありません。
保有株数と一株あたりの配当が少しずつ増え、受け取れる配当金が育っていくこと。
NTTは、その考え方で現在保有している銘柄の一つです。
高配当株だけで資産形成しているわけではない
一方で、私の資産形成全体がNTTのような高配当株中心というわけではありません。
現在の資産形成では、投資信託などを使った長期・分散投資を中心にしています。
高配当株は、その中で実際に配当金を受け取る楽しみを作るための投資という位置付けです。
そのため、NTTが自分の条件に合っているからといって、資産をNTTだけに集中させるつもりはありません。
長期・分散投資を資産形成の中心に置きながら、高配当株も組み合わせる。
現在の私は、このスタイルで投資を続けています。
まとめ|最初は「配当を体験したい」から始まった
NTTは、私が最初に買った高配当株です。
最初から何千株も買うつもりだったわけではありません。
買いやすい株価だったこともあり、まずは少額から株を持って、実際に配当金を受け取ってみたい。
そんなところから始まりました。
ただし、買いやすさだけでNTTを選んだわけでもありません。
- スクリーニングで一定の条件を満たしていた
- 長期間の増配実績がある
- 配当性向が極端に高い状態ではない
- 配当を支える大きな事業基盤がある
- 継続的な増配を株主還元方針としている
- 家族にも投資理由を説明しやすかった
こうした理由が重なって、現在も保有を続けています。
私が欲しいのは、今だけ高い配当ではなく、長く保有しながら受け取れる配当が少しずつ育っていくことです。

最初は「配当をもらってみたい」から始まったんだね。
そう。実際にもらってみたからこそ、高配当株を持つ面白さも分かったよ。ただ、今は配当だけじゃなく会社の中身まで見て買うようにしている。



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