長女は現在5歳です。
そして、長女名義のジュニアNISAには、2026年9月末時点で5,473,802円あります。
5歳で約547万円。
こう書くと、
「もう投資のことを教えているの?」
と思われるかもしれません。
でも実際は、まだほとんど何も教えていません。
今やっているのは、おもちゃのお金を使ってお店屋さんごっこをしたり、買い物をするときに、
「ものを買うにはお金が必要なんだよ」
「大好きなダンスを習うためにもお金が必要なんだよ」
と伝えるくらいです。
つまり今は、投資や複利を教える以前に、「何かを得るためにはお金が関わっている」という仕組みの存在を知ってもらっている段階です。
私は18歳になったら、ジュニアNISAの管理を娘本人へ渡したいと考えています。
だからこそ、それまでの13年間で、お金や投資について少しずつ一緒に考えていきたいです。
ただし、私が娘に一番伝えたいのは、
「どうすればお金を増やせるか」ではありません。
むしろその逆で、
お金に人生を決められないでほしい。
今回は、5歳で約547万円の資産を持つ娘に、これから何を伝えていきたいのかを、今の父親としての考えで残しておきます。
5歳の今は「投資」より先に、お金の存在を知ってもらう
今の長女に、
「S&P500とはね……」
「複利というのはね……」
と説明するつもりはありません。
たぶん私が熱く語ったところで、5秒後には別の遊びを始めています(笑)。
今の年齢でまず知ってほしいのは、もっと単純なことです。
- お店にあるものは、お金と交換して買っている
- 遊びや習い事にも、お金がかかることがある
- 欲しいものが、何でも無条件に手に入るわけではない
まずはこのくらいで十分だと思っています。
お店屋さんごっこも、その一つです。
おもちゃのお金を渡して、商品を選んで、お金を払って受け取る。
遊びではありますが、
「何かを得るときには、お金が動く」
という感覚を持つ入り口にはなっています。

お金って、いっぱいあれば何でも買えるの?
買えるものは増えるけど、何でも買えるわけじゃないよ。まずは何が欲しいか、何をやりたいかを考えることの方が大事なんだ。
娘は「500万円ある」と聞いても、まだ意味を分かっていない
長女には、会話の中で「500万円以上ある」という話をしたことがあります。
ただ、本人はその意味を理解していません。
おそらく、
「自分のお金が何かあるらしい」
くらいだと思います。
それでいいと思っています。
そもそも1円、10円、100円、1,000円の違いを感覚として理解していない段階で、
「あなたには500万円あります」
と言っても、ただ大きな数字を伝えているだけです。
だから、まずは普段の生活の中で、お金の大きさを少しずつ覚えてもらいたいです。
100円で何が買えるのか。
1,000円なら何ができるのか。
その感覚ができてから、自分の資産についても改めて話せばいいと思っています。
長女のジュニアNISAが、実際にいくらから始まり、5歳で約547万円になったのかはこちらの記事で公開しています。

資産額を隠すつもりはない。でも他人には話さないことも教えたい
私は、娘に資産額を隠すつもりはありません。
18歳になったら本人に管理を渡す予定なのに、それまで何も知らせないのは違うと思うからです。
ただし、一つだけ教えたいことがあります。
自分がいくら持っているのかを、むやみに他人へ話さないこと。
例えば学校で、
「私、500万円持ってるんだ!」
と友達に話すようなことはしてほしくありません。
別にお金を持っていることが悪いわけではありません。
ただ、お金の話は人によって受け止め方がかなり違います。
本人に悪気がなくても、余計なトラブルにつながる可能性はあります。
資産を持つことと、資産をどう扱うかは別です。
そこも含めて、お金との付き合い方なのだと思っています。
いつか伝えたいのは「お金は信用」ということ
娘がもう少し大きくなったら、いつか話してみたいことがあります。
それは、
「お金は信用なんだよ」
という話です。
1万円札そのものは、突き詰めれば紙です。
銀行口座に表示されている数字も、画面の中の数字です。
それでも私たちが、
「これは1万円として使える」
と共通して認識しているから、商品やサービスと交換できます。
……と、ここまで書いて思いました。
5歳には絶対分からない(笑)。
というか、大人に説明するのも結構難しいです。
だから今すぐ教える話ではありません。
でも将来的には、お金は単なる紙や数字ではなく、人と人との信用や約束の上で成り立っているものだという感覚は持ってほしいと思っています。
まず理解してほしいのは「浪費」と「お金は無限ではない」ということ
もっと現実的なところで、娘に早めに理解してほしいのは浪費です。
もちろん、私は「無駄遣いは全部ダメ」と言いたいわけではありません。
私自身、家族旅行や子どもとの遊び、自分が欲しいものにはお金を使います。
むしろ使いたいものには使えばいいと思っています。
ただ、
「欲しいと思ったから何となく買う」
と、
「自分が本当に欲しいから、お金を使う」
は違います。
自分が何にお金を使いたいのか。
何なら使わなくていいのか。
この判断ができるようになることの方が、投資商品を覚えることよりずっと大事だと思っています。
「簡単に儲かる」という話を疑える人になってほしい
私自身、投資を始めてからずっと順調だったわけではありません。
FXもやりました。
短期売買もしました。
「もっと早く増やしたい」と思った時期もあります。
その経験があるからこそ、娘には伝えたいことがあります。
お金は当たり前に増えるものではない。
むしろ何も考えずに使っていれば、普通に減っていきます。
だから、
なぜ今このお金があるのか。
どうすれば残せるのか。
どうすれば増やせる可能性があるのか。
そこを自分で考えられるようになってほしいです。
特に、
「誰でも簡単に儲かる」
「何もしなくても自動で○万円」
「絶対に損しない」
そんな話を見たときに、
「そんなうまい話ある?」
と一度止まれる人になってほしいです。

パパも投資で失敗したことあるの?
あるよ。むしろ失敗したから分かったことも多いよ。だから失敗しない方法だけじゃなくて、怪しい話や失敗したときにどう考えるかも伝えたいんだ。
私自身がFXや短期売買で失敗し、なぜ「早く増やす」より長く続ける投資へ変わったのかは、こちらの記事で詳しくまとめています。

娘にも、小さく失敗してほしいと思っている
だから私は、娘の投資を完全に管理するつもりもありません。
もう少し大きくなったら、一緒に資産形成を楽しみたいです。
例えば、自分で貯めたお金の一部で、本人が投資先を考える。
その結果、値下がりする。
「あれ?減った……」
となる。
それも全然アリだと思っています。
もちろん、何十万円、何百万円という金額でいきなり失敗させるつもりはありません。
本人が管理できる貯金の範囲で、小さく経験する。
その方が、
「投資は絶対に増えるわけではない」
ということを、私が100回説明するより理解できるかもしれません。
失敗しないことより、失敗しても考え直せること。
その経験も、18歳で大きな資産を管理する前にしてほしいと思っています。
18歳になったら「500万円を守る人」ではなく、自分で考える人になってほしい
ジュニアNISAについては、原則18歳までは売らず、その後は娘本人へ管理を渡す予定です。
教育費として必要なら使ってもいい。
そのまま運用を続けてもいい。
最終的な判断は、娘にしてもらいたいです。
その出口戦略についてはこちらの記事で詳しく整理しています。

ただ、お金だけ渡して、
「あとは好きにして」
では、少し無責任だと思っています。
だから18歳までに、私の経験はできるだけ伝えたいです。
投資で増えた話だけではありません。
FXで失敗したこと。
短期で増やそうとして遠回りしたこと。
資産が増えても不安がなくなるわけではないこと。
そういうところまで含めて伝えます。
私は娘の資産をずっと管理する人ではなく、最終的には娘のファイナンシャルプランナー役になれればいいと思っています(笑)。
一番伝えたいのは「お金がないからできない」で考え始めないこと
そして、ここが私が娘に一番伝えたいことです。
何かやりたいことが見つかったときに、
「でも、お金がないから無理」
から考え始めてほしくありません。
まず考えるのは、
「私は何をやりたいのか」
です。
行きたい学校がある。
やってみたい仕事がある。
海外へ行きたい。
何かを勉強したい。
まずは、自分が何を求めているのかを考える。
そのあとで、
「じゃあ、それにはいくら必要なのか」
「どうやって準備するのか」
を考えればいいと思っています。
お金は、やろうと思えば後から増やせる可能性があります。
働くこともできます。
貯めることもできます。
投資することもできます。
でも、時間は戻せません。
5歳の時間。
10歳の時間。
18歳の時間。
その年齢でしかできない経験もあります。
だから、お金を守ることばかり考えて、やりたいことを諦めてほしくありません。

お金が足りなかったら、やりたいことは諦めるしかないの?
最初から諦めなくていいよ。まず何をやりたいか考える。そのあとで、どうやってお金を準備するか一緒に考えればいい。
まとめ|娘に残したいのは547万円だけではない
長女は現在5歳です。
ジュニアNISAには約547万円あります。
でも、今の娘にとって大切なのは、その金額ではありません。
まずは、
- 何かを得るためにはお金が必要になること
- お金は無限にあるものではないこと
- 自分が何にお金を使いたいのか考えること
- 簡単に儲かる話を疑うこと
- 失敗しても、そこから考え直せること
そういうことを、生活の中で少しずつ伝えていきたいです。
そして18歳になったときには、ジュニアNISAの資産も本人へ渡す。
そのときに、
「500万円以上あるから安心」
ではなく、
「私はこのお金をどう使いたいんだろう」
と自分で考えられるようになっていてほしいです。
私が娘に残したいのは、お金だけではありません。
お金との付き合い方。
失敗したときの考え方。
そして、
「お金がないから」で人生の選択肢を最初から消さないこと。
お金はあとから増やせるかもしれません。
でも、そのときにしかできない経験は戻ってきません。
だから最後に娘へ伝えたいのは、すごくシンプルです。
自分が何をしたいのかをちゃんと考えて、後悔するな!
今の父親としては、そんなお金の教育ができたらいいなと思っています。


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