高配当株を探そうと思っても、最初に困るのが「どうやって候補を見つけるのか」です。
日本株だけでも上場企業は数多くあります。
その中から一社ずつ配当履歴や業績を確認していくのは、さすがに効率がよくありません。
そこで私が使っているのが、マネックス証券の「マネックス銘柄スカウター」です。
私はマネックス証券では株を購入していません。
実際に株を購入するメイン口座は楽天証券です。
それでもマネックス証券を使っているのは、銘柄を探したり、企業を詳しく調べたりするときに使いやすいからです。

マネックス証券で買ってないのに、銘柄探しには使ってるの?
そう。僕は「調べるのはマネックス、買うのは楽天」という使い分けをしているよ。
この記事では、私が高配当株・連続増配株を探すときに、実際にどんな条件で候補を絞り、そのあと何を確認しているのかを紹介します。
結論|スクリーニングは「買う株を決めるため」ではなく「調べる株を減らすため」に使う
最初に、私の高配当株探しで一番重要な考え方を書いておきます。
私は、スクリーニング条件に当てはまったからという理由だけで株を買いません。
スクリーニングの目的は、数多くある企業の中から「これから詳しく調べる企業」を減らすことです。
私の流れは大きく3段階です。
- スクリーニングで候補を絞る
- 配当・業績・キャッシュフローなどを詳しく確認する
- 最後に「長く保有したい会社か」を考える
つまり、スクリーニングはゴールではなく銘柄調査のスタート地点です。
私が保存している「高配当チェック」の基本条件
私はマネックス証券の10年スクリーニングに、「高配当チェック」という条件を保存しています。
現在の基本設定は、ざっくり次のような内容です。
- 時価総額:500億円以上
- 当期利益:10期連続黒字
- 予想配当利回り:2.5%以上
- 連続増配年数:5期以上
- 自己資本比率:40%以上
- 当期利益の10年間の成長率:7%以上
- 配当性向:20%以上50%以下
私が実際に使っている画面では、この条件で84銘柄が候補として表示されています。
ただし、84銘柄すべてを「買いたい株」と考えているわけではありません。
あくまで、この中から次に詳しく調べる企業を探します。
時価総額・連続増配年数・配当利回りは固定していない
もう一つ重要なのが、上の数字を絶対条件として固定しているわけではないことです。
特に私が調整することが多いのは、次の3項目です。
- 時価総額
- 連続増配年数
- 予想配当利回り
例えば、候補が多すぎれば条件を少し厳しくします。
逆に候補が少なすぎれば、条件を少し緩めて探します。
私にとって、500億円、5期、2.5%という数字そのものが重要なのではありません。
一定の品質を意識しながら、実際に調べられる銘柄数まで候補を減らす。
そのために条件を使っています。
私がそもそも配当利回りだけではなく「連続増配」を重視している理由については、前の記事で詳しくまとめています。
一次チェック|まずスクリーニングで候補を絞る
一次チェックでは、一社ずつ深く分析することよりも、候補を効率よく減らすことを優先しています。
連続黒字と利益成長を見る
高い配当を出していても、その企業が継続して利益を出せていなければ、将来も同じように配当を出し続けられるとは限りません。
そのため、私は当期利益が継続して黒字になっているか、長期間で利益が成長しているかを候補抽出の条件に入れています。
連続増配年数を見る
私が特に重視しているのが連続増配です。
一度だけ配当を増やした企業よりも、複数年にわたって配当を増やしてきた企業を優先して調べます。
ただし、連続増配年数が長いというだけで購入するわけではありません。
あくまで「もっと詳しく見てみたい」と思うきっかけです。
配当利回りを見る
高配当株を探しているので、当然、予想配当利回りも確認します。
ただ、利回りが高ければ高いほど良いとは考えていません。
株価が下落した結果として、一時的に配当利回りが高く見えている場合もあるからです。
そのため、利回りはあくまで候補を絞る条件の一つとして使います。
自己資本比率と配当性向を見る
私は財務面を見るために自己資本比率も条件に入れています。
また、利益のどの程度を配当に回しているのかを見るために配当性向も確認します。
増配を続けていても、利益に対して無理のある配当になっているなら、そのまま安心はできません。
ただし、ここでも一つの数字だけで企業の良し悪しを判断しないようにしています。
二次チェック|スクリーニング後は会社の中身を見る
一次スクリーニングで候補が絞れたら、ここからが本当の銘柄調査です。
私がこの段階で確認するのは、主に次のような項目です。
- 営業キャッシュフロー
- フリーキャッシュフロー
- 過去の減配履歴
- 会社の配当方針
- 業種ごとの特徴
ここは、スクリーニング条件だけでは分からない部分です。
営業キャッシュフローを見る
利益が出ている企業でも、実際に事業から現金を生み出せているかは別の話です。
そのため私は、営業キャッシュフローが継続的にプラスになっているかを確認します。
高配当株として長く保有するなら、事業から安定して現金を生み出せていることは確認しておきたいポイントです。
フリーキャッシュフローも確認する
営業キャッシュフローと合わせて、フリーキャッシュフローも見ます。
設備投資などに必要なお金を使ったあとに、どの程度の現金が残っているのかを見るためです。
単年度でマイナスだからすぐ候補から外すわけではありません。
大きな投資をした年など、その会社ごとの事情もあるからです。
ここでも私は、数年分の流れを見ながら判断します。
減配したことがないかを見る
連続増配年数だけではなく、それ以前にどのような配当を出していたのかも確認します。
過去に減配している場合は、「減配したからダメ」と決めるのではなく、そのとき何が起きていたのかを見ます。
景気悪化なのか、業績悪化なのか、一時的な要因なのか。
配当の数字だけではなく、背景まで確認するようにしています。
企業の配当方針を見る
企業によって、株主還元に対する考え方はかなり違います。
配当性向を目安にしている会社もあれば、累進配当やDOEなどを掲げている会社もあります。
私は、現在の配当金だけではなく、会社が今後どのように株主還元をしていく方針なのかも確認します。
「今いくら配当を出しているか」だけでなく、「会社自身が配当をどう考えているか」を見る。
高配当株を長く持つなら、ここは重要だと考えています。
業種による違いも考える
スクリーニングでは多くの企業を同じ条件で比較できます。
一方で、業種が違えば適切な財務指標や利益の出方も違います。
例えば、製造業と金融業をまったく同じ感覚で見るのは難しいです。
そのため、スクリーニングを通過したあとでは、その企業が属する業界の特徴も考えるようにしています。
条件に当てはまっても、その場では買わない
ここまで確認しても、私はすぐ購入するとは限りません。
最後に考えるのは、かなりシンプルです。
「この会社を長く保有したいと思えるか?」
高配当株は、配当を受け取りながら長く持つことを前提にしています。
だから私は、数字だけではなく、その会社が何で稼いでいるのか、今後もその事業を続けられそうかも確認します。
スクリーニング条件にきれいに当てはまっていても、自分がよく分からない会社なら無理に買う必要はないと思っています。

スクリーニングで良さそうでも、まだ買わないんだね。
そう。僕にとってスクリーニングは「買う株を決める場所」じゃなくて、「調べる株を見つける場所」なんだ。
なぜ楽天証券ではなくマネックス証券で調べるのか
私は実際の株の購入には楽天証券を使っています。
それでも銘柄探しではマネックス証券を使います。
理由は、私が見たい長期間の業績や配当情報を確認しながら、候補銘柄を探しやすいからです。
証券会社は、一社だけですべて完結させなくてもいいと考えています。
私がなぜ「調査はマネックス、購入は楽天」という使い分けをしているのかは、こちらの記事で詳しくまとめています!

私の高配当株探索を整理すると3ステップ
現在の私の高配当株探しを整理すると、かなりシンプルです。
- 一次スクリーニング
連続増配、利益、財務、配当利回りなどから候補を絞る。 - 二次チェック
営業CF、FCF、減配履歴、配当方針、業種特性などを確認する。 - 最終判断
会社の事業を理解したうえで、長く保有したいと思えるかを考える。
この3段階を踏むことで、「配当利回りが高かったから買った」という状態をできるだけ避けています。
まとめ|スクリーニングは答えではなく、企業分析の入口
私が高配当株を探すときは、まずマネックス証券の10年スクリーニングで候補を絞ります。
基本条件は保存していますが、特に「時価総額」「連続増配年数」「予想配当利回り」は候補数を見ながら調整します。
そして、スクリーニングを通過した企業について、
- 営業キャッシュフロー
- フリーキャッシュフロー
- 減配履歴
- 配当方針
- 業種ごとの特徴
まで確認します。
私はこの条件で「買う株」を決めているわけではありません。
調べる候補を減らし、その後に一社ずつ中身を見るために使っています。
今のところ、これが私にとって一番使いやすい高配当株の探し方です。
次は、実際に私が保有している高配当株について、なぜその銘柄を買っているのかを具体的に紹介します。



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